祈りの島ならでは！バリ島神秘のパワースポット5選

スラマッシアーン！（こんにちは）バリスキ編集部です。

バリ島の魅力の一つに、バリヒンズー教を信仰することからの神秘性がありますよね！

島内には神様を祀る寺院が数千～万単位で存在し、毎日どこかしらの寺院でお祭りがあります。

また、日常的に朝・昼・晩とお祈りの習慣があるために、まさにバリ島全体が祈りの島と言っても過言ではありません。

よくバリ島が「神様の棲む島」と言われるのもそういった背景からなんですよ。

今日はそんなバリ島の「パワースポット」についてご紹介したいと思います。

バリ島現地在住の私が訪れた中から「ここは！」という5か所をランキング形式でお伝えいたしますので、特に癒しやスピリチュアル好きな方、しっかりチェックしてくださいね。

バリ島の独特な方向観について

バリ島のパワースポットをご紹介する前に、まずバリ島の独特な方向観について知っておきましょう。

これを知ると「なぜその場所がパワースポットとされるのか？」について理解が深まるばかりでなく、

バリの人の生活の中で、あらゆる事柄が「方向に基づいて決められている」ということに気が付くでしょう。

聖なる山「アグン山」がある方向が神聖な方向

アグン山とは、バリ島東部カランガッセム地方にあるバリヒンズー教にとって聖なる山。

標高は約3,031m。

富士山が3,776mなので、比べるとその差はスカイツリー✨に+100mほど足したくらいになります。

「火の神が棲む島」として崇められ、生活のあらゆる部分の中心として考えられている大切な山なのです。

バリ島の独特な方向観念では、アグン山のある方角を「KAJA（カジャ）」と呼び、聖なる神の住む方向。

逆の海側の方は「KELOD（クロド）」と呼ばれ、悪霊の住む方向、と位置づけています。

▼赤いアイコンがアグン山、
その近くにある5つの黒いお寺アイコンがこのページで紹介する場所です。

いかがですか？ アグン山との位置関係が大体お分かりいただけたでしょうか？

5位：モンキーフォレスト

では、まず5位からご紹介！

ウブドのほぼ中心地に位置するサルの森「モンキーフォレスト」です。

約1000匹ほどのサルが放し飼いにされている自然の森で、中には3つの寺院もあります。

鬱蒼と生い茂った豊かな木々や、園内を流れる小さな渓流など自然たっぷり！

中に入ると昼でもひんやり気持ちが良く、深呼吸すると自然の力に癒されているような気がしてきます。

バリスキ編集部がおすすめする見どころは、元気が良すぎるサル達の他、パワースポットらしい下記3つの寺院、大きく垂れ下がるいかにも生命力が強そうなガジュマルの木、などなど。

＜モンキーフォレスト内の寺院＞

• 聖なる水のお寺「ベジ寺院」
• ヒンズー教の3神のうちシヴァ神を祀る「ダレム アグン寺院」
• シヴァ神の奥さんドゥルガを祀る「ラジャ パティ寺院」

4位：ゴアガジャ遺跡

大きな口をあけた洞窟が有名なゴア ガジャ遺跡は、今からおよそ100年近く前の「1923年」にオランダ人によって発見されました。

なぜこのような風貌をした洞窟なのか、いまだに解明されていないナゾの多い遺跡で、瞑想をする聖域として建てられたとも言われています。

洞窟の中にはヒンズー教の神様「シヴァ神・ウィシュヌ神・ブラフマー神」が祀られています。

敷地内には聖水の湧き出る沐浴場もあり、現地の人が容器に入れて持ち帰ってお祈りに使います。

観光客も手を洗ったり頭に水を掛けたり～などをガイドさんの説明に従って試してみることができますよ！

▼ゴアガジャ遺跡については、こちらにも詳しく書いていますのでご覧ください。

顔の形の洞穴！？ ゴアガジャ遺跡にいってみよう

3位：ランプヤン寺院

3位は、この３～4年ほどで大人気を博したランプヤン寺院です。

インスタなどで、特徴的なこの3つの入り口を持つ寺院を見たことがないでしょうか？！

「割れ門の間からちょうどアグン山が見えている」という、まさにインスタ映えドンピシャのロケーションに加え、現地に行ってみてアッと驚く不思議な鏡面など、パワースポット目的ではなくても他の観光地とは一線を画した場所。

 

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Incredible Tropicsさん(@incredibletropics)がシェアした投稿 – 2019年 6月月3日午前3時57分PDT

バリヒンズー教にとって重要とされる6大寺院（サド カヤンガンと言います）に数えられ、「一生のうち一度はお参りに」と言われているのだそうですよ。

実は、ランプヤン寺院は１つの寺院を指すのではなく複数の寺院の総称です。

山の頂上にあるのが「ランプヤン ルフール寺院」で、写真に映っているこちらはランプヤンルフール寺院にたどり着くまでの麓途中にある「プナタラン寺院」。

ここ数年は人気が出過ぎてしまい、この割れ門で記念撮影をする場合には、時期にもよりますが、かなりの時間列に並ぶ必要があります。

しかし、「並んでも行った甲斐があった」と思うほど、ここから見る景色は格別！！！

記念のこのショットがどうしても欲しい方、是非行ってみてくださいね。

ここまでなら車を降りてから軽い徒歩で行くことができます。

2位：ティルタ エンプル寺院

2位は、聖なる泉の沸くお寺「ティルタエンプル寺院」。

インドネシア語で「ティルタ＝水」  、「エンプル＝聖なる」という意味です。

様々な効能を持つと言い伝えられる水を浴びに、毎日、現地の人だけでなく多くの観光客が訪れ大賑わい。

水が噴き出しているところは14か所あってそれぞれ効能が異なります。

中には、死に関わる（身内の不幸など）水の場所もありますので、もし沐浴をする場合は、ガイドさんの説明に従いながら浴びてくださいね。

ティルタエンプルの中に入る左手にある小高い丘には、デヴィ夫人の夫であったスカルノ元大統領が別荘として使用していた建物があり、遠目から見ることが出来ます。

1位：ブサキ寺院

1位はこちら！バリヒンズー教の総本山「ブサキ寺院」です。

聖なる方向を司っているアグン山の麓に位置し、天に伸びる大きな割れ門への階段や、黒々とした複数の大きな茅葺屋根を持つ建物（メル）など、その佇まいは圧巻で迫力満点！

現在はアグン山の噴火活動があるために立ち入りが制限される時期もありますが、バリ島へ訪れたなら、バリヒンズー教の持つ独特な宗教観や神秘的な雰囲気を味わいに訪れる価値アリ。

ブサキ寺院に行くまでの道のりも景色が良く、キンタマーニ高原など複数の観光スポットと行程を兼ねて行ける場所です。

現地の人が参拝に訪れる姿にも異文化を感じられるでしょう。

👇 上から見たブサキ寺院。バリヒンズーの総本山というのもこの規模を見ると納得です！

まとめ

今回はバリ島のパワースポットとして人気のある場所5選をご紹介しました。

パワースポットと呼ばれる場所は、その土地の持つパワーやエネルギー（気や波動）が高いとされています。

バリ島の場合はそもそもエネルギーの高い場所に寺院が建てられるため、バリ島にある全ての寺院がパワースポットと言えるかもしれません。

パワースポット云々問わずとも、歴史の深い場所には様々な背景やそれまで語り継がれた興味深い伝説があったりと、訪れるだけで気持ちが厳かになるもの。

「なんだか元気が出ない」、「癒しや浄化などスピリチュアルなことに興味がある」、という方、バリ島でパワースポット巡りをしてエネルギーチャージの旅というのはいかがですか？

これらの場所への行き方は、車チャーターや、オプショナルツアーがおすすめです。

寺院では現地のルールに従わなければいけない場合もあるので、日本語ガイドやドライバーと一緒に訪れるのが良いですよ。

注意事項として、生理中の女性は寺院への入場禁止とされていますのでご注意くださいね。

また、寺院はサロンという腰巻を付けて入らなければいけません。持参するか、お持ちで無い場合は現地でレンタルも可能です。